雑感と、水辺の花と灯りの音楽会の宣伝

先日たまたま見かけた記事があって、
落合陽一さんが

「分かりにくいもの」は「分かりにくいものです,考えるところから一緒にやりましょう」と伝えるということが大切。

ということをおっしゃっていて、んぁまさに!!と思ったんです。

課金していないので無料の部分だけしか拝見していませんが、相手の考えるスイッチを入れないとただただ鑑賞されて終わってしまう。
というのは本当にそうだし、 
私は”ちかく”をつなげることで、ちょっとだけ遠いところに届けばいいなとぼんやり考えています。

“分からないことを一緒に考えましょう”っていうのは言い得て妙で、”わたしのちかくは、あなたのちかく”に似ている。

当事者意識というか自分ごと。自分のちかくで起こってる何か。という認識に変わるだけで、捉え方がガラッと変わると思うんですよね。 

 


別の話なんですが、 あまりTVドラマを見ないのに辛うじて見続けている朝の連続テレビドラマ小説”らんまん”

主人公の姉夫婦が火落ちで酒蔵を廃業に追い込まれてもなお、新しい蔵とお酒を作る夢を語るシーンがありました。 
同じ失敗を繰り返さないよう火落ちのでない方法を試行錯誤するために、醸造の研究をしている学者を探していると。

残念ながら明治の時代に日本に醸造はもちろん菌類学者もいませんでした。
そこで実家が酒問屋で植物学を学んでいた青年(藤丸くん)が、まだ日本にない菌類の研究を、自分なら役に立てるかもと志すエピソード。

これめちゃいいシーンだったんです。
大学を卒業しても研究職がなく家業を手伝っていた青年のそれまでがバチっと繋がった瞬間。よかったねぇ藤丸くん!!

これなら役に立てるかもと誰もやっていないことをする。 そうするとそれが道になる。

ちかくに困っている人がいたら、自分に何ができるか考える。

その連続でいろんな道ができてきて、それが進歩や発展なんだなーと感じました。
なんだか雨ニモマケズのフレーズみたいですが。。  

 

さてさて本題なんですが、、

東横堀川は大阪で残っている堀川で1番古く、豊臣秀吉の大阪城築城に際し1585年に大阪城三の丸の外堀として開削されたそうです。
その東横堀川と長堀通りが交差しているところって、パッと思いついますか?

長堀通りなんですが橋になっていて末吉橋という名前です。

末吉橋は江戸時代に平野の豪商、末吉孫左衛門が架けたと言い伝えられています。その後、明治43年に市電が上を走るようにするため鋼橋になり、さらに昭和初期の第一次都市計画事業によってコンクリート製のアーチ橋がかけられました。

戦後、長堀川が埋め立てられた際に拡幅され現在に至るそうです。

 


 

あれ、まだ本題に行きついてないですね。。
その東横堀川の末吉橋のところで社会実験が行われます。

その名も“東横堀川ING 2023秋”
東横堀川って上に阪神高速の高架があるため薄暗く、なんとなく汚い。
昔からお住まいの方に話を伺うとドブ川、暗いあんな所汚いと散々なイメージなのです。

それもそう東横堀川を南まで下ると、西に流れてそこから名前が変わり道頓堀川になります。
道頓堀川とおんなじ川。 道頓堀川も汚いイメージですよね。

昔の大阪市は合流式下水道といって、 大雨の時などに家庭に下水が逆流しないよう、一定量を超えると川や海に下水(越流水)を流す仕組みでした。
それが今では松屋町筋の地下50mに管径6m 全長4.8km 貯水量14万トンの下水を貯留できるようになりました。(平成の太閤下水)

この平成の太閤下水の供用開始(2019年)や
水門の開閉による水質改善の取り組み、それに加えて城東区にある中浜下水処理場が改修(2021年)
そこで超高度処理された水を東横堀川・道頓堀川へ送水、放流もしています。

(大阪市Webサイトより引用 https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000550136.html)

これにより川には魚の生息が確認されるくらいに綺麗になっています。
詳しくはこの辺みてくださいね。
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/0000010/10856/02J.pdf

まぁそういった複数の取り組みによりめちゃめちゃ水質改善してて、そこそこ東横堀川・道頓堀川は綺麗になってきてるよ。って。
まずそういうのを知ってもらって、川辺をうまく活用する方法を一緒に考えていきましょう。

っていう取り組みの一環で社会実験、東横堀川イング”なんですねぇ。ここでやっと、一番最初の落合さんのフレーズ「分かりにくいもの」は「分かりにくいものです,考えるところから一緒にやりましょう」と伝えるということが大切。っていうのにつながるわけですね。
ここまで長かった。。

それでそれで、、

2023年9月22日から10月1日まで期間限定で末吉橋付近の川の側溝が開放され、社会実験を兼ねた各種イベントが開催されます。

ご縁がありまして東横堀川の水辺を開く社会実験イベント“東横堀川 ING2023 秋”の一環で9月30日(土)夕方から枠をいただきました。
水辺の花と明かりの音楽会と銘打ちましてお花の販売とキャンドルで会場装飾、そしてライブを企画しています。

お花の販売はストリートのお花屋さん sunth sunthさん https://www.instagram.com/sunth_sunth/

キャンドル装飾はキャンドル作家のleggeroさん https://www.instagram.com/atelier_leggero/

ライブで歌を歌ってくれるのはオロオロラジオの3人
青木拓人さん https://www.instagram.com/aokitakuto/
ガリザベンさん https://www.instagram.com/yosouchi/
小川洋一さん https://www.instagram.com/ogawashyness/

今回、期間限定で今しか開放されない場所でイベントの協力をお願いできませんか?との誘いに、どなたも二つ返事でご快諾くださいました。本当にちかくの方に恵まれているimamuraです。私達の企画がなんの役に立つか全く分かりませんが、あまりやってる人もいなさそうですし、私にできることを考えてやっていきたいと思います。

 

こちらのイベント、入場無料、予約もいりませんので9月30日17:00ごろから一緒に遊びましょう。
(ライブは投げ銭制、ドリンクは缶で販売する予定です)残念ながら雨天中止です。

 

東横堀川 ING2023 秋
2023 年 9 月 22 日(金)〜10 月 1 日(日)
東横堀川(末吉橋南東)
詳細は https://hommachibashi.jp/project/2023/08/21/ing2023autumn/
#東横堀川 ING #松屋町 #末吉橋 #東横堀川 #水都大阪
▶“東横堀川 ING”とは…大阪で一番古い堀川 “東横堀川” ではじまった、多様な主体の「○○し
たい」を、水面と水辺空間に集めて新しい東横堀川のあり方を検討する取り組みです。